LAAC（ル・アトリエ・アート・コレグラフィーク）は、パリ8区のコンコルド広場のほど近くに建つ、アール・ヌーヴォー様式の「シャンゼリゼ劇場」内に、そのアトリエを構えています。創立者は、パリ・オペラ座の元エトワールであるニコラス・ル・リシュットとクレアマリー・オスタ夫妻。名門劇場の中で、アーティスト・レジデンスのように設計されたLAACは、「身体動作と規律性の間にある隔たりをなくし、現代的なビジョンで、ダンスに全方位からアプローチする」教育方針を掲げています。カリキュラムの中心に「人」を置き、現代のダンス界の動きに合わせながらカスタマイズしていく進行形のプログラムで、ダンサー自身が考え、ともに伝え合うダンス教育を提供。コースは、大きく分けて、子供（8歳～14歳）、アマチュア、実習生、プロ実習生の4コース。それぞれ1年間のカリキュラムを提供します。子供コースは、週1回で、自らの体と対話し、動きを主導することを理解することを中心に、ダンスで自己表現をする喜びを体得させます。アマチュアクラスは中・上級レベルのクラシックダンスと様々なワークショップで成り立ち、週1～2回開講。上級クラスと一緒に練習する機会も多く、常に未来へ向かう刺激を得られます。実習生クラスは、週10回、プロ実習生は週15回のレッスンが組まれており、クラシックダンス、レパートリーなどのコアプログラムを中心に、多角的で豊かな芸術性を養います。プロ実習生に対しては、コンクール準備やオーディション対策などのオリエンテーションも行われ、個人のキャリア形成もサポート。個人レッスンや招待した著名アーティストによるワークショップも数多く開催しています。

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