Testimonial

河口和香さん/デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース

あなたにぴったりの留学を
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河口和香さん/デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース河口和香さん プロフィール2004年よりバレエを始め、現在 ソレイヤ インターナショナル バレエスクールにて松田 ソレイヤ、森塚華奈らに師事。 2015年 ロンドンのセントラル スクール オブ バレエ サマースクールに参加。2016年 デンマーク ロイヤルバレエ団のサマーコースに参加し、2017年度 サマーコースのフルスカラシップを受賞する。2016年12月現在、スイス・イギリスの名門バレエ学校から2017年度の入学生として合格通知を受け取っており、ヨーロッパへの留学が決定している。
-これまでのダンスのご経歴を教えてください。
河口様:今15歳で中学3年生です。3歳のときにダンスを始めて、小学校2年生ぐらいからコンクールに出だしました。いろいろワークショップを受けていたんですけど、初めてバレエで留学したのが中学校2年生のときでした。そのときはセントラルスクールオブバレエというイギリスのスクールに行ったので、今回が2回目でした。
-海外のご経験があったんですね。
河口様:バレエ以外では、小さいときに旅行でオーストラリアに行ったりグアムに行ったりしました。今回の留学はほぼ1人だったので、そういう面ではすごく鍛えられたというか、何でも自分でしないといけなかったので、すごく自分のためになったと思います。
-今回2回目の、海外でのワークショップに行きたいと思われた理由は何だったんですか。
河口様:やっぱりバレエ学校に何年にも渡る長い留学がしたくて、外国のバレエ団にも入りたいと思っていたんです。長い留学をするにはまだ年齢が足りないので、今から少しでも経験できるときに、外国に行って勉強したいなと思ったからです。前回のイギリスのサマーは日本人がとても多かったので 、今回はあまり日本人がいないところで自分を試したいなと思い参加しました。
-周りの方で行ったことがあるという方はいらっしゃいましたか。
河口様:デンマークの講習会には誰も行ったことがなかったです。
-今回デンマークのサマーを受けられたというのは、何か決め手がありましたか。
河口様:ちょうどテレビでブルノンヴィルスタイルの踊りが流れていて、それがデンマークで習えると聞いてすごく興味を持って、習いたいなと思ったんです。そこから申込んだのですが、結構ギリギリになってしまって準備が大変でした。
-具体的にこれを勉強したいということを、明確にしていらっしゃったんですね。実際に現地に行った第一印象はどうでしたか。
河口様:コペンハーゲンは、空気も景色もきれいで、毎日すごく疲れるレッスンだったんですが、頑張れたのは綺麗な景色を見られたからかなと思います。
-デンマークでのワークショップの参加者は、どれぐらいの人数でしたか。
河口様:全部で100人近くはいたと思います。小さい子もたくさんいました。
-日本人の方はいましたか。
河口様:日本人は私を含めて3人でした。
-結構少ないですね。動揺はしませんでしたが。
河口様:私は友達を作るのがすごく好きなので、外国の子とできるだけ頑張って英語で話しました。でもやっぱり日本語を喋れたほうが安心するので、日本人ともしゃべっていましたね。一緒に住んでいた人もいたので、その人と仲良くしていました。英語をもっと喋れたらなと思いました。
-ワークショップのスケジュールというのは、事前に分かっていたんですか。それとも現地で組まれるようなものだったんですか。
河口和香さん/デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース河口様:内容は大体聞いていたんですが、何時から何があるというのは向こうで紙に貼り出されていました。私たちのクラスは人数が多く、分けられていたので、それを見てそれぞれ行っていました。そういうのも英語で、最初は全然読めなかったのですが、友達が高校3年生だったので教えてくれました。
-レッスンが大変だったとおっしゃっていましたが、1日のスケジュールはどんな感じだったんですか。
河口様:私が経験したのは第2・3期間なのですが、第2期は、朝の9時半から12時まで、最初のレッスンからブルノンヴィルスタイルのバレエをして、そのあとポワント履いてというのを2時間半だったんですけど、3週間目はずっとクラシックバレエをやっていました。2週間目は、お昼休憩が13時まであって、1時間15分のピラティスがあって、そのあとモダンが2時間15分ありました。第3期間はピラティスじゃなくてパ・ドゥ・ドゥクラスという男の人と踊る時間があり、午後はモダンが2時間15分ありました。
-では9時半から17時ぐらいまでずっと・・・すごくハードですね(笑)
河口様:そうですね。普段こんなにやらないのでハードでした。
-これを2週間ですか。
河口様:はい。日曜日以外ずっとやっていました。
-これは基本的に全部グループのレッスンなんですか。
河口様:そうですね。グループレッスンでした。第1期と第3期目は違うメンバーでグループを組み直してレッスンをしました。
-初日にそういったレベル分けの何かがあったりするんですか。
河口様:いいえ、多分適当に分けていたんだと思います。
-事前の書類審査などはありましたか。
河口様:よく分からないんですけど、最初はオーディションがあったようですが、私が申し込んだときはもうありませんでした。
-見ていただいた先生はどういった先生でしたか。
河口様:最初の先生は、デンマークのバレエ団のプリンシパルだった有名な先生でした。モダンの先生や2週間目の先生も、活躍されていた先生で、デンマークのバレエ団に入って先生をやられている方だったと思います。
-レッスンで教わったことの中で、何か印象に残っていることはありますか。
河口様:ブルノンヴィルスタイルは、顔の付け方が普通のバレエと違って、ポジションも違うんです。結構体感を鍛えられました。他にも「音をきちんと取りなさい」と言われました。遅れても早くてもだめで、きちんとテンポに合わせて踊らないといけなかったので、日本に帰ってきて音取りがすごく良くなりました。今まではすごく遅れて踊っていたんですけど、きちんと音に合うようになりました。全部細かく教えてくださったので、すごく分かりやすかったです。一番印象的だったのは、「顔を付けることを、思っている以上にもっとやりなさい」とか、「自分が思っている以上に体を使いなさい」と、結構厳しく言われました。サマースクールなのに、すごくちゃんと指導してくれたのでびっくりしましたし、日本に帰ってきて自分の踊りが変わっていたので驚きました。向こうでは周りの人のレベルが高くて、上手だったんです。バレエ団が主催しているサマースクールですし、有名なバレエ学校に入っている人たちが集まっていたので、みんな本当に上手でした。
-年齢的には何歳ぐらいの方が多かったですか。
河口和香さん/デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース河口様:17歳とか18歳が多く、年上が多かったですね。私と同じ15歳は何人かいました。
-発表の機会やレッスンの最後にセレモニーなどがあるマスタークラスがあるんですが、どうでしたか。
河口様:パフォーマンスというのがあって、ホールのようなところで踊ったんですけど、クラスの中でブルノンヴィルスタイルの基本的なステップをみんなで踊るみたいな感じだったんです。それを最後のほうで練習していて、昼休みや休憩時間の間にもその発表に向けてリハーサルがありました。私は2週間目と3週間目の分でしたが、1週間目から来ている人はもっと忙しかったと思います。
-それは毎週あるんですか。
河口様:いいえ。最終週の最後です。
-先生方のパフォーマンスもあったりするんですか。
河口様:それはなかったですね。参加している人たちで作っていくという感じでした。
-それは全員出られるんですか。
河口様:みんな1つは絶対に出ていたと思います。1週間目に受けた人は、選抜されて出るものもあったようです。パフォーマンスがあるので、レオタードも「黒を持ってきてください」と言われていました。
-ちなみにレッスン以外の個人練習の時間は、どういうところで練習されましたか。
河口様:自主練は、私はコンクールが日本に帰ってきてすぐにあったので、全部のレッスンが終わったあとに、スタジオを少し借りられたので、そこで1時間ほど練習していました。
-そこは他の皆さんも自主練をしていらっしゃったんですか。
河口様:いいえ。みんなすぐに帰ってしまって、日本人ぐらいでした。
-ではレッスン以外の時間で、街に遊びに行くという時間はなかったのではないですか。
河口様:日曜日に1度だけ遊びに行きました。ご飯を買いに行かないといけなかったので、近くのスーパーには毎日行っていました。
-日曜日はどう過ごされていましたか。
河口様:日曜日は、日本人の2人と一緒に遊びに行きました。コペンハーゲンに有名なレストラン街があって、そこでご飯を食べて、その周辺でショッピングをしました。フライングタイガーという雑貨屋さんが日本にもあるんですけど、コペンハーゲンにもお店があったので、そこに行き、お土産などをいっぱい買いました。
-日本の雰囲気と全然違ったと思うんですけど、街の様子はどうでしたか。
河口和香さん/デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース河口様:街並みもすごい綺麗でした。デンマークの人はすごい優しい人ばかりで、「大丈夫?」と声をかけてくれて、何も言っていないのにいろいろ教えてくれたりしました。
-それは英語で話しかけてくれるんですか。
河口様:そうですね。「困ってる?」という感じで話しかけてくれて、すごく優しかったです。
-治安の部分で不安なところはありませんでしたか。
河口様:全然大丈夫で、日本より安全なんじゃないかと思うほどでした。講習会のバッチを付けていたんですけど、「逆に危ないよ」と友達が言っていました。白夜で夜も21時半ぐらいまで明るく、ずっと夕方みたいな感じだったので、全然危なくなかったです。
-今回はどういうところに泊まられたんですか。
河口様:アパートの6階で、エレベーターがなくて大変だったんですけど、眺めのいいところでした。階段を上る筋肉がついて良かったと思います。
-他に困ったことなどはありませんでしたか。
河口様:そんなに困るようなことはなかったですね。
-ルームシェアというかたちで、他の人との共同スペースが結構あるんですか。
河口様:そうですね。同じ部屋になった人は、同じサマースクールに来ていた人だったんですけど、日本人とアメリカ人とカナダ人がいました。夜遅くまで外出している人もいて、文化の違いを感じましたね。
-結構長い滞在だったと思うんですけど、料理はどうされていましたか。
河口様:ご飯は、結構日本から持って行っていたということもあったんですけど、スーパーでフルーツやチーズ、ヨーグルトが豊富だったので買って食べていました。スーパーで買ったものもすごくおいしかったです。日本でも料理をしていましたが、デンマークに行ってもっと料理をするようになりました。友達はご飯を炊いておにぎりを作ったりしていました。
-そこで一人暮らしの能力も高まったということですね。洗濯はどうされていましたか。
河口様:洗濯は何回か手洗いでしていたんですけど、洗濯機があって、使い方が分からなかったので、外人の子に教えてもらって2回ほどしました。服は何着か持って行ってたんですけど、普段もジャージなどで、あまり洗濯するほど着ていませんでした。
-外食などはほとんど行かれていないんですか。
河口様:土曜日の夜に、遊びに行く前の日に、近くのフランス料理を食べに行って、ステーキを食べてすごく満足しました。4000円ぐらいだったと思います。しかも店員さんがすごくいい人で、メニューが何を書いてあるか分からなかったんですけど、「お肉が食べたい」と言ったら「これがいい」と勧めてくれました。
-今回改めて振り返って、ワークショップに参加してみて良かったと思った瞬間はどんなときでしたか。
河口和香さん/デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース河口様:やっぱり外国の方と一緒にレッスンを受けられて、みんなすごく集中してレッスンをしていたし、英語も分かるようになって、全てが良かったです。ご飯もおいしかったし、街並みも綺麗だったし、人もすごく優しくて、すごく楽しかったです。
-日本と留学先でかなり違ったなという点はありましたか。
河口様:やっぱり日本だといろんな先生に習えなくて、モダンのクラスがあったということも大きな違いでした。日本だとクラシックしかないので、モダンやパ・ドゥ・ドゥができて、すごく体幹が強くなりました。エクササイズもいろいろ教えてもらいました。周りの人たちはみんな身長が高かったです。私は166センチあるので日本では背の順だと後ろの方なんですが、このサマーコースでは背の順だと前の方でした。
-それは確かに日本では経験しにくいことですよね。今、デンマークの講習会に興味がある方が何名かいらっしゃるんですけど、その人たちにアドバイスをぜひいただいてもよろしいでしょうか。
河口様:やっぱりご飯とかを作れるようにならないと、家に帰ってもお母さんが何かしてくれるわけではないので、全部自分で準備をしたり、すべてしないといけなかったので、自分のことはちゃんとできるようにならないといけないと思います。あとは、英語は話せないと何も分からなかったので、絶対に英語は勉強すべきだと思います。最後のパフォーマンスをする日の朝に来年のサマーのフルスカラシップが5名発表されたんですけど、私もその中の一人に選んでいただけて、日本人でも頑張ればしっかり評価してもらえるんだなと、とても嬉しかったです。皆さんもぜひ頑張ってください!
-ちなみに河口さんは、英語はどこかに通われたりしていたんですか。
河口様:今も英会話に通って勉強しています。現地に行って、何を話せばいいかなどは大体分かるようになりましたね。今日本で習っている先生がイギリス人の方で、私が留学したいということでその先生が英語でしゃべってくれたりしています。その先生が話すことも、前は分からないこともあったんですが、今ははっきり分かるようになりました。
-向こうでも積極的に話しかけていたというのが大きいですかね。
河口様:それは結構あると思います。レッスンは自分なりに一生懸命受ければ大丈夫なので、やっぱり身の回りのことなど自分でできるようにして行くのが大事だと思います。私は昔から家事やお手伝いが好きだったので、自然とできるようになっていたんだと思います。いつも通りの姿勢でやらないといけないので、友達でお母さんが見ていないからといって、すごく食べてしまって太ったという人もいました。きちんとストレッチとかもいつも通りやらないといけません。でも日本より早寝早起きができたので良かったです。日本では22時過ぎぐらいまでレッスンをやっているんですけど、向こうでは22時半過ぎに寝ていたので全然違いました。だから体調も良かったのかもしれません。
-今後の河口さんの予定も聞かせていただければと思います。
河口様:また1月にオーストラリアのサマースクールに行く予定です。来年も7月のデンマークサマーにもう一度行きたいです。それから、スイスのチューリッヒオペラ座付属バレエ学校と、イギリスのセントラル・スクール・オブ・バレエから合格をもらっているので、1月末に学校見学と、もう一つ別の志望校もあるので二次オーディションを受けようと思っています。日本では、発表会が年内で一段落したので、いくつかコンクールに出ようかなと思っています!
-もしまた現地でご活躍されるようなことがあって、面白い話や留学あるある等があれば、ぜひ教えてください。最後に、現地のことについて、これだけは伝えておきたいということはありますか。
河口様:ちゃんと自分のことを考えてから留学したいんだったら、全部人任せにするのではなくて、自分で全部計画的にやったほうがいいと思います。私も帰ってきてから自分でするようにしていて、お父さんが「何でもできるようになったね」と言っていました。向こうに行って授業内容もすごく良かったし、行って損は絶対ないと思います。あと、コペンハーゲンのアイスクリームが本当に美味しかったので、ぜひ食べてみてほしいです!
-グルメ情報までありがとうございます!貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。
河口様:ありがとうございました。