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戸川有香さん/ダンサー・バレエ教師/日本戸川有香さん プロフィール法村友井バレエ学校で法村牧緒、井上恵美子らに師事。10歳より法村牧緒による特別クラスに入る。ワガノワバレエアカデミーへの短期留学の経験もある。1998年法村友井バレエ団に入団。
1999年渡欧。2000年ドイツのドレスデン州立ゼンパーオーパー・ドレスデンバレエに入団。在団中は数々のソリストパートや主役を踊り、クラシックバレエからモダンまでレパートリーは広い。著名な振付家たちと仕事をし、退団する2015年までファーストソリストとして活躍した。
2012年にはジャイロトニックのトレーナーの資格をドイツで取得。バレエ団のダンサーやバレエ学校の生徒、オペラ歌手等に指導。ジャイロキネシスはバレエ団内でクラスを教えていた。
-ワガノワのバレエアカデミーの短期留学に参加されたご理由を教えて頂けますか?
戸川有香先生 ワガノワバレエアカデミーへの短期留学というのが毎年ありまして、13歳の時にオーディションを受けて参加しました。10歳の頃から習っていた先生が、ワガノワに日本人として初めて留学された方で、ワガノワメソッドで習っていたので。
-海外でプロとしてご活動されている中で、日本と海外の違いを感じる時はどんな時でしょうか?
戸川有香さん/ダンサー・バレエ教師/日本戸川有香先生 海外では、舞台に立つ事を目標に、それに向けてのリハーサルだとかトレーニングを毎日することが日々の仕事であるという考え方なので、日本との大きな違いは、ズバリ踊ることが仕事であるという事だと思います。
-海外で活動されている中でお困りになられたことなどはありましたか?
戸川有香さん/ダンサー・バレエ教師/日本戸川有香先生 ドレスデンに行った最初の頃は、あまり英語もドイツ語も喋れない状態でしたし、当時は、お役所などで英語を喋ると追い返されるような状況でしたので、そういう面は困りましたね。
-現地で劇場と契約を始めてから、ドイツ語のレッスンに通われましたか?
戸川有香さん/ダンサー・バレエ教師/日本戸川有香先生 そうですね。初めのうちは独学でしたが、最終的には個人レッスンを受けました。
-日本と海外のトレーニングで違いなどありますか?
戸川有香さん/ダンサー・バレエ教師/日本戸川有香先生 やはり向こうは、みんなバレエの他に絶対何かしています。ジャイロトニックだったり、ピラティスだったり、ヨガだったり、自分の体を整えるトレーニングをしています。日本に帰ってきてまだ間もないのであまりハッキリしたことは言えないですけど、日本ではされている方もいらっしゃると思いますが、まだそこまで広がってない感じはします。
-海外に行かれて、お仕事されて良かったなあって思うことはございますか?
戸川有香先生 やはり、いろんな振付家とお仕事できたことじゃないでしょうか。
-キリアン、フォーサイス、マッツ・エックなどとお仕事をされて感じられたことなどあったら教えて下さい。
戸川有香先生 振付家によってスタイルが全く違います。その求められるスタイルや芸術性を表現していくのはとても難しいと感じました。でも、同時にとても楽しいことでした。舞台上では常に芸術家であることを望まれます。芸術性は人それぞれ違いますから、これが正解と言う明確な答えがないのでとても難しいです。とにかく、踊りを通して爪の先からつま先まで使って全身で表現して観客の皆さんに何かを感じてもらう。自己満足じゃなく、観客の皆さんに何かを感じてもらえるよう、会話ができるようにするという感じでしょうか。芸術性を持って踊るというのはとても難しいことですが、とてもとても重要なことだと学びました。今は指導をする立場にいますので、これからバレリーナを目指す人達にもそういう舞台上でのあり方みたいなことを教えていけたらいいなと思っています。
-今後、留学をされる方へなにかアドバイスをお願いします。
戸川有香先生 若い方々はすぐにお友達もできて言葉に苦労する事も少ないとは思いますが、言葉をある程度は話せて行く方が良いような気がしますね。ドイツでは学校によってはドイツ語の授業がある所もあるようですが。でも、英語はやはり欠かせないと思います。どこの国に行っても英語は共通ですし、思っていることを伝えるのにはやはり言葉が話せないと不可能なので。外国の人たちは思ったことをドンドン言ってきます。日本人はどうしても思っていることをあまり言わないですけど、言葉が話せたら少しは違うと思います。
-例えば、語学以外で、ダンス、バレエに関して、留学前にこういった事を心掛けた方がいいとかっていうのは何かございますかね?
戸川有香先生 私はジャイロトニックのトレーナーでジャイロトニックの良さをしっているので、是非ともジャイロトニックをお勧めしたいです。体幹が強くなりますし、体の動かし方や表現の幅が違ってきます。けがの予防にもなりますし、けがをされている方はその回復をサポートすることができます。身体の繋がりが強化されればダイナミックな踊りもできます。日本人はそんなに背の高い方ではないですけど、ダイナミックな踊りができれば舞台を思う存分楽しめると思います。ですので、バレエとはまた違ったアプローチでバレエの為、身体の為にトレーニングをする。こういったことをお勧めします。
-本日はお忙しいところ貴重なお話しをありがとうございます。
戸川有香さんのホームページ
http://www.togawa-ballet-studio.com/