ケルン音楽大学はドイツでも有数の舞台芸術教育機関として、昔からヨーロッパ中に知られてきました。しかし、この大学が学士・修士プログラムを提供しはじめたのは、2008年のこと。そう、まだまだ始まったばかりなんです。でも、新しい教育システムを採用したおかげで、大学の学生たちは国際的に認められるようになりました。ドイツ国内だけでなく世界中に留学し、就職する学生が増えてきているのです。このことは国際的な視野と活動が求められるコンテンポラリーダンサー＆従事者にとって、大いに役立つことでしょう。ケルン音楽・舞踊大学のダンスプログラムは、コンテンポラリー分野に特化しています。経験豊富な指導者たちは、革新的な教授方法で学生たちの創造性を高めていきます。8学期、4年間に及ぶカリキュラムは、テクニックや歴史といったトレーニングや知識だけにはとどまりません。集団でのリサーチプロジェクトや公演の企画発案など、舞台芸術を総括する大々的なプログラムが数多く用意されています。学生たちは大学でのプロジェクトを通じてコンテンポラリーダンスの最前線で活躍する人たちと出会い、共に作業することもできるでしょう。このような経験を経て、卒業生の多くがドイツ国内だけでなく、ヨーロッパ中で活躍するようなダンサー、コレオグラファー、演出家になるようです。また、リサーチプロジェクトの質の良さを反映するのでしょうか、研究者や評論家、ダンス教育者、セラピスト…といった、ダンスをまた違った視点からとらえることができる職業に就く学生も多いそうです。コンテンポラリーという、常に新しいものが求められる世界を極めたい人に、ぜひおすすめしたい学校の一つです。

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