1979年に創立したヘルシンキ・シアター・アカデミー。北欧文化が栄えるフィンランドの首都ヘルシンキに位置し、芸術文化と社会を繋ぐ重要な役割を担ってきました。演劇と舞踏のプロフェッショナルを育成してきた当アカデミーは2013年、フィニッシュ・アカデミー・オブ・ファイン・アーツとシベリウス・アカデミーとの統合により、ユニバーシティ・オブ・ジ・アーツ・ヘルシンキという大規模な総合芸術大学の一部となりました。舞台芸術における斬新な視点、ヨーロッパ的な多様性のある教育、そして芸術の研究を推し進めていくことを念頭に、社会における舞台芸術の影響力を拡大すること、ダイナミックな対話や建設的なコラボレーションを広げていくことを使命として掲げています。
ダンス部門では、毎年8～16人のみの生徒が入学を許可されるため、少人数での授業を保障。一人ひとりにきめ細かい指導が行き届きます。当部門では、ダンス実技はもちろんのこと、振付や学術的な舞踏教育も徹底的になされています。1年に50回ものパフォーマンスの機会が設けられ、現場につながる訓練が充分に取り入れられています。また、当校の大きな魅力の一つは、演劇部門で音響や照明デザインを手がける専門家が教育されているため、いつでも彼らと一緒に仕事ができることです。ダンスという観点のみではなく、パフォーミング・アーツのあらゆる視点から舞台に向き合うことで、生徒一人一人が新たな表現を創造していきます。
舞台芸術は個人にとっても社会にとっても特別な意味を持つべきだ、という理念の元、独創性を持った次世代のアーティストを育てているのが、ヘルシンキ・シアター・アカデミーです。

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